墨田区中小企業診断士会では、2025年6月14日(土)から15日(日)に開催された「つづく・つながる・マチとヒト サステナ祭 2025」において、株式会社SlowFast様のブースにて来場者へのPR支援を行いました。
当会は、墨田区と連携し、「すみだSDGsアワード」受賞企業に対する伴走支援を実施しています。今回の取り組みはその一環であり、地域企業の発信力強化や事業の認知拡大を目的とした支援活動となりました。
支援先である株式会社SlowFast様は、未就学児向けのリユース靴のサブスクリプションサービスを展開するスタートアップ企業です。「子どもたちにも、大人のように自由に靴を選べる環境をつくりたい」「サイズアウトした靴の廃棄を減らしたい」との想いから、2021年9月に墨田区で創業されました。現在は、子どもの成長に合わせて靴を定期的に交換できるサブスクリプションサービス「Kutoon(クトゥーン)」を提供しており、環境負荷の軽減と経済的な負担の軽減を両立するサステナブルな仕組みとして注目されています。

イベント当日は、通行中の方に声をかけながらチラシを配布し、SlowFast様のサービスに興味を持っていただけるよう働きかけました。短い時間で関心を引くためには、言葉の選び方やタイミング、話しかける距離感など、現場での細やかな工夫が求められました。
特に、リユースという新しい価値観や、靴のサブスクリプションという仕組みに初めて触れる方に対して、まずは「何だろう?」と興味を持って足を止めてもらうことに苦労しました。それでも、足を止めて話を聞いてくださる方や、チラシを熱心に読んでくださる方の姿から、対面ならではのリアルな反応と手応えを感じることができました。
今回の支援を通じて、私たち診断士にとっても、実際に現場で人と接することから多くの学びや気づきを得る貴重な機会となりました。
今後も墨田区中小企業診断士会は、地域に根ざした活動を通じて、中小企業の成長を支援してまいります