夏祭りイベントで支援企業様の取材をしました


墨田区中小企業診断士会では、2025年8月23日(土)に開催された「大学のあるまちの夏祭り2025」にて、「すみだSDGsアワード」受賞企業であるすみだ珈琲様の取り組みを取材しました。

すみだ珈琲様は、コーヒーかすをアップサイクルして肥料や堆肥に再利用する取り組みを行っています。この活動が評価され、「すみだSDGsアワード」を受賞しました。受賞をきっかけに千葉大学墨田サテライトキャンパスやUDCすみだ(アーバンデザインセンターすみだ)との連携が始まり、キャンパスの敷地内において、コーヒーかすをアップサイクルして作った肥料や堆肥を活用して野菜や花を育てる「すみだファームプロジェクト」が本格的に始動しました。季節に応じてトマト、にんじん、バジル、ハーブなど多種多様な植物を栽培し、近隣の子どもたちが水やり当番を担当するなど、地域と一緒に育てる循環型の仕組みが特徴です。今後は子どもたちと共に収穫やイベントを実施し、地域住民の皆様と成果を分かち合っていくことを目指しています。

当日の夏祭りにおいてすみだ珈琲様は、育てたバジルやハーブを収穫し、「ピザづくり」と「バスソルトづくり」のワークショップを実施しました。親子連れのお客様が楽しそうに参加し、遊びながら「育てる」「作る」「食べる」楽しさを体感していました。特に子どもたちは収穫されたハーブが実際に使われることに喜びの表情を浮かべており、循環型社会の意味を自然と理解している様子が印象的でした。

また、当日は暑さもあり、すみだ珈琲様が提供するアイスコーヒーやレモネードも好評で、終始お客様が途切れることなく訪れ、ブースは活気にあふれていました。

私たち中小企業診断士にとっても、現場を訪れすみだ珈琲様の想いと地域の方々の反応を直接見聞きすることで、サステナブルな取り組みが共感を得て広がっていく様子を実感できる貴重な機会となりました。

墨田区中小企業診断士会は、今後も「すみだSDGsアワード」受賞企業の挑戦を取材・発信し、その魅力を広く伝えてまいります。

(久保知史会員)


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